2015年6月27日

Tarot Therapy

タロットセラピーもしている私ですが、いったいどんなものか、など書いた事がなかったなと思ったので、今日書いてみる事にします。

やり始めたキッカケから。

昔、コロンビア大学病院のIntegrative Medicine Programという研究室で働いていた時に、そのプログラムのディレクターである私のボスがタロットをしてくれる、というのでしてもらったのがきっかけだったかもしれません。

なかなか面白いボスで、真面目な研究をしている人なのですが、いわゆるスピ系なものが大好きな人で、感覚も大変鋭い、研究者っぽくない人でした。

霊気をする人ばかりが働く研究室で、エナジーヒーリングの研究もしていたりして、内容からいっても面白いメンバーが集まるところだったんですね。

そんなみんなを惹きつけたのがこのボスだったのかもしれません。

面接の時に、私が霊気が好きで、よく人にしてあげたりするし、そういうものが大好きだと恐る恐る話をしたら、そんな私の興味と、私自身の発する「エネルギー」を彼女が気に入ってくれて、速攻働くことが決まりました。

自分の感覚も重要視するそんなボスのもとで働いていたのですが、ある日、彼女がタロットのクラスをずっと受けており、終了したので、タロットリーディングをしてくれるというので、残業ではないですが、オフィスに残りタロットをしてもらいました。

その時のカードの内容などは全く覚えてないのですが、彼女のやり方を見て、とても惹かれて、面白いな、私もタロットカード買おう!と思い、その場ですぐにアマゾンでネットオーダー。

簡単に決めて買ったわりには、これぞ出会い、と思ってしまう素晴らしいカードを買い、いまでもこのカードは特別だと感じています。

買ったはいいが、しばらくはほったらかし。

このボスが、これまた面白いことに誕生日にギフト券をくれたのですが、エドガーケーシー協会とでもいうのでしょうか、思いっきりニューエイジな、スピリチュアル系のところで使えるものをくれたのです。

タロットのクラスもこれでとれるし、絵理が興味あるならとってみたら、とここのギフト券を選んでくれました。

タロットのクラスを取ろうと思いつつ、ギフト券もしばらく眠っていたのですが、なんだか突然ぽっかり時間ができて、ギフト券使って何かしようと思いつき、タロットのクラスのレジストレーションも思いつつ、結果、電話をしてサイキックリーディングの予約を入れてしまいました。

それもちょっと運命的で、あまり普段そこで頻繁にリーディングをしていないリーダーの人で、偶然、彼も時間がぽっかり空いているので、電話をかけてすぐにしてもらえることに。

名前しか告げずにリーディングが始まり、いろいろなことを言われ、過去の出来事が起こった理由がわかり、とても納得する感が多いセッションでした。

セッション中に、彼が私は物凄くいいヒーリングハンドとサイキックの才能があり、霊気ももちろん、タロットリーディングもなにも勉強とかしなくても、すごいリーディングができると言われました。

そういわれるのは多い方だったのですが、なんだか彼のお話が、他のリーディングも含めてとても説得力があったので、すっかり、なんだかやってみようという気に。

そこからは独学。ボスのやり方と、タロットの本を買い、自分のリーディングしたり、身近な友達のをしてあげたりして、まだまだ趣味程度でやっていました。

人のマッサージをしながら霊気をしているときにその人の気持ちや悩みや問題がわかったりするので、感じたことをペラペラ話したら、とても感謝されたり、泣かれたり、というのがよくあり、タロットをしている時も同じで、遊び半分でしながらも、私も真剣にやって、真面目に読んで、感じたことなんかを話していたら、してもらっている人が思っている以上のことを言われるらしく、絶対にこれはちゃんとしたセッションとして、お仕事としてするべきだ、とみんなに言われ、それから仕事としてやり始めました。

心理学者としてセラピストになりたくて、大学院に進んだ私。
その勉強していたことなども多く生かせることができ、自分自身の感覚も使ってするセッションになっていて、タロットセラピーや霊気セッションは私にはぴったり。

知り合いには、その私の勉強してきたことである知識と、感覚と、経験とで私独特の、私にしかできないセッションができるから、素晴らしいよ、と言ってもらったりすることもあり、自分でも何か自分のやり方が固まって来た感じ。

更に、本格的に瞑想をし始め、ビパッサナーに行ったことがさらにどこか自分の中にあった「心理学」の世界と「タロットや霊気」などの世界のギャップが埋まったというか、自分の中で統合されたような感じで、自信も増した気がします。

そのおかげか、学校も無事に終わり、晴れて心理学者になりました。

そんな私が行うタロットセラピー(タロットリーディングとは呼んでいません。あくまでも心理セラピーのセッションです)は普通のタロットリーディングの様ですが、普段自分が気になっているのに認められなかったり、潜在意識にあって、普段の自分自身の行動や判断に影響を与えているものに少しづつ気が付いていくことができるセラピーだと思っています。

普通の心理カウンセリング・セラピーにタロットカードというツールが加わった感じです。

心理カウンセリングだけではすぐには出てこないものがタロットを通して出てきたりして、私はとてもいいツールだな、と思っています。

カードに何かが出るので、わかりやすいですし、なにかはっきりしたものを持って帰ることができるような感じで、従来の心理カウンセリングとは違う感じがするので、入りやすいところがあるかもしれません。

最近では、他のプライオリティーがあったため、あまりセッションを行っていませんでしたが、7月からは本格的にセッションを行っていこうと思っています。

ご興味のある方は是非ご予約ください。

タロットセラピーやインナーチャイルドワークだけをショートセッションとして行いたい場合、通常よりもリーズナブルな料金でさせていただけますので、ご相談ください!

eri@erilicious.com




2015年6月26日

素直

素直さと謙虚さが職場での人選に重要という記事を読んで。

素直ってとても大事だと思います。
そこでも心理学者が言っているように、倫理観につながる。
素直な人は倫理観もちゃんと持ち合わせていて、それが会社やチームを引っ張っていくことができる。周囲からの信頼を得ることができる。

よく言うトランスペアレンシーのことのように思えます。

素直な人は裏がない。もちろん全てをさらけ出さないといけないわけではないが、ある意味、Brene Brown先生の言うところの「弱さ・Vulnerability」を受け入れている人でもある気がします。

ということは、本当の強さを持ち合わせた人。
自身ことをちゃんと知り、理解し、受け入れることができている人で、だからこそ周囲に愛情を与えることができる人。

ただ、「素直」といっても、深さがあり、何層ものレイヤーになっている感じがします。



深く素直な人は、自分を深く見て、知っている人。



それは結構難しいことです。

自分自身の中で受け入れたくないことはあるし、それらは受け入れたくないものだから、気づくこともできなかったりします。

気づいていないから、それは存在しない、ということではないですからね。

そこで、自分自身に愛情を向け、優しくなり、余裕を与えることで、少しづつ知り、認めて行くことができて、さらに素直さや、弱さの受け入れ(Vulnerability)が進み、その人自身のトランスペアレンシーも増す、のではないかと考えます。

そこまで行くには日々精進です。

毎日の努力、発見・気づき、意識を続かせることが必要になります。

そして、何よりも、できなかった日に自分に優しくなれること。
できなかったことを受け入れ、よく知り、甘やかすのではない優しさを自身に向ける。

それは、苦しさから逃げるためにする優しさ・甘やかしではなく、真逆である、苦しさをそのまま素直に味わって、その自分の痛みを知って、自身に優しさをむける行為です。

痛みを大きくも小さくもしない、苦しみは苦しみとして味わう。それはそこに否が応でも存在する。

いつもクライアントさんに言う、「1の痛みは消えない。でも、その痛みを1でとどめておくことはできる。ただ、人がついしてしまうのは、その1でしかない痛みを100にも1000にもしてしまうこと。」

ただ、その痛みであったり、不快感であったり苦しさをただ、ありのまま、そのままを感じる、受け入れるということ。

これは苦しいことだけではなく、嬉しいことに対しても同じ。それをそのまましっかり味わい、感じて、受け入れる。

これがマインドフルネス。

マインドフルネスがあっての自分自身へのやさしさを向ける行為が意味があります。

これを実践していくことで、さらに自分を知り、受け入れることができる。

自分のリミットを知ることで、リミットレスになる。

こういうパラドックスは実体験しないとわかりません。

私の話す、トランスペアレンシー、弱さの受け入れ、素直さ、素直のレイヤー、自身への優しさ、倫理観、というのは実践していかないとピンと来ないものだと思います。

そう考えると実践できる場をもっと作っていこうという気になりました。

瞑想グループ始めるぞ!
結局落ちがそこになってしまいました。

ここに書いたことをじっくり多くの人に感じてもらいたい、と思っています。